スタッフブログ

共同生活訓練(合宿訓練)と非認知能力(前篇)

ご無沙汰しております。ブログを書くのは久しぶりです。総括の牟田です。
我々にいかわサポステでは10月3日から宇奈月自立塾での集中訓練が始まります。
合宿型の訓練ですが、一体通所と何がどう違うのか?は想像つきやすいと思われますが、一体どんな効果があるのか?
ここに注目し考えていきたいと思います。

共同生活(合宿訓練)は非認知能力を向上させる絶好の機会で、自己肯定観の再構築の場でもあります。
非認知能力とは、学力やIQ等の今までの主な学校での評価になっていた認知できる能力又は基準とは違い、意欲・協調性・粘り強さ・忍耐力・計画性・自己認識・感情の自己抑制・対人スキル・交渉術・共感力・他にAQ・MQ・CQ・さらに性格の5因子等等の様々な今まで測られなかった能力の事を言います。

非認知能力も自己肯定観も幼少期の関わりが重要と色々な本を見ても書いてありますが、我々の所に相談に来る方は幼少期をとっくに過ぎております。
もう手遅れで遅いのか?
そんな事はありません。
キーワードは「教わる」そして「学ぶ」です。
自分で共同生活をしながら様々な事を教わり学んでいく事が重要です。
最初は人やルールに慣れ、洗濯や掃除に慣れ、時間の使い方が上手くなり、体験を通じ職業的なスキルに触れる。就職を目指す「集中訓練」ではここまでですが、その後就職しながら宇奈月自立塾に残る若者は「仕事をする」ことで自分で家賃・生活費・おこずかいの管理をし、お金を貯めながら本当の意味での自立を目指す事になります。
もちろん、最初は皆共同生活に慣れません。
しかし、そのまま残る若者は共同生活をし、働いている状況が当たり前になります。
他の塾生と一緒に生活をし(伴走)、人間関係の構築をし、人間性や努力を認めポジティブフィードバックをし、就労を通じて外部にも給与と言う形で評価され、最後は自ら学ぶ力を付けさせる。
まさしく非認知能力を向上させるのに絶好の場所ではないでしょうか。
また、非認知能力が向上すれば徐々に自分自身に自信が持て、徐々に自己肯定感も高まっていきます。
それが共同生活(合宿訓練)の良さです。

今後、様々なケースを検証し、実際にどれだけの効果があるのかを合宿型の支援を行う団体の全国組織「共同生活型自立支援機構」(現在立ち上げ段階)で数値化していこうと考えております。
(つづく)

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